Three-labs 夏目 航平さん 糸魚川 文広さん 前川 覚さん(株式会社スリーラボ)
国内だけでも4000億円規模の切削工具市場において、経済性と環境保全の両面で革新をもたらす事業です。 名古屋工業大学が開発したレーザ加工技術を応用して、顧客である加工業者における切削工具再研磨の業務プロセスを変革し、 圧倒的な工具費の削減という価値を提供します。従来の切削工具の再研磨方法である機械的な研削加工では、 技術的または経済的な理由から全ての工具を再研磨することは出来ていません。 名古屋工業大学が開発したPulse Laser Grinding(以下、PLG)技術を利用して、 現在再研磨が出来ていないものを含めた全ての切削工具の再研磨を実現します。 切削工具の再研磨を行う割合が増えるほど、環境負荷も低減します。私たちは本事業を通して、年間2000億円規模の経済的な価値と、 持続可能な社会に向けた貢献を提供できると考えています。
-受賞コメント-
この度は、最優秀賞に選んで頂きありがとうございます。今回の受賞を励みに、より多くの企業にこの技術を届けられるよう、事業を推進してまいります。
最後に、コンテストを運営してくださった関係者の皆様に心より感謝申し上げます。今後とも、本事業の実現に向けて尽力していきますので、
引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。
-委員長コメント-
本プランは、金属加工業における切削工具の再研磨において、従来とは異なるレーザ加工技術を用いることで、
工具費をはじめとする経費削減やその製造プロセスにおける環境負荷の低減を提案するものである。
従来の再研磨は機械的な研削加工で行われているが、技術的または経済的な理由から一部の工具でしか行われていないということもあって、そのコスト削減が大きな課題となっている。
提案者は、名古屋工業大学機械工学科の学生時代に行っていた研究活動から、この課題に着目し、社会経験を経て、母校である同大学の開発したレーザ加工技術を応用した切削工具再研磨装置の研究開発と事業展開の事業プランを提案している。
その研究成果から、レーザ加工は工具の硬度に関係なく、短時間で精度の高い加工を実現しており、汎用性の高さや複合的な技術によってもたらされる独自性、大学発ベンチャーという優位性は高く評価される。
また、装置の剛性が要らなく、小型化が可能であるということから、切削工具を取りはずすことなく、加工機上での再研磨を実現するという開発製品には、金属加工業の課題に大きく寄与するものと期待する。
日本のものづくりを地元東三河から元気にしたいという想いの伝わるビジネスプランであると評し、本年度の最優秀賞とする。
小栗 和彦さん(甍エンジニアリング株式会社)
当社が開発して特許を取得した「軽くて長持ちな屋根材」を販売するビジネスプランです。 屋根材は住宅にとって必ず必要なものですが、屋根は興味の対象外であり、多くの方は屋根材のことや屋根リフォームのことを考えずに家を建てます。 その結果、住宅ローンを払いながら屋根リフォームを15年毎に行わなければならないという方は非常に多く、経済的に大変だと聞きます。 また、瓦屋根は屋根が重いので、地震の際の住宅倒壊リスクが高まり、不安だという声も聞きます。 タイルーフは「軽くて長持ち」なので15年毎の屋根リフォームの必要もなく、屋根が軽いので地震の時にも安心な屋根材です。 トータルコストが安く、地震の時にも安心な「タイルーフ」を多くの人に提供していくためのビジネスプランです。
-受賞コメント-
ビジネスプランコンテストはあくまでもスタートラインです。
これからビジネスプランを本格的に進めて行く中で、自信を無くしたり、迷ったりすることが多々あると思います。
その時には、このコンテストで評価され、優秀賞を受賞した実績を思い出し、自信を取り戻したいと思います。
10年後、この優秀賞が間違いなかったと思われる様に本番のビジネスでしっかりと実績を出していきたいと思います。
-委員長コメント-
本プランは、磁器素材の新たな屋根材の開発及び販売事業を提案している。
提案者は長年、陶器瓦のトップメーカーに技術者として勤めており、陶器瓦、金属屋根材やストレート屋根材といった既存の屋根材の課題を熟知している。
そこで開発されたのが、本プランで提案される磁器素材の『タイルーフ』となっている。
軽量性、耐久性といった面では、セラミックの特性を活かしつつ、強度や加工性といった側面での工夫や改良は、商品開発にも実績が有り、施工現場を知る提案者ならではのものである。
その他にも、再利用性や環境負荷の低減を実現し、メンテナンスコストが抑えられるといった優位性を備えている点は高く評価される。
屋根工事店、ハウスメーカー、エンドユーザーに対する具体的なアプローチが課題でありつつも、既に販売事業を展開しており、今後に期待の持てるビジネスプランと評価する。
よって、本プランを本年度の優秀賞とする。
任意団体チームフランポネ 藤田 ゆみさん マヌー島岡さん 島岡 プリシラさん(吉本興業所属芸人)
豊橋市及び、東三河地域に住む、外国人、障がいのある方を含め、一般の方々を対象とした、 お笑いを通じた就労支援サービスを展開します。豊橋市そして愛知県には多くの外国人、障がいのある方が暮らしています。 しかし、地域住民の中には、外国人と暮らすことに文化の違いから不安を感じている方も少なくはありません。 さらに、外国人、障がいのある方の低賃金、就労問題は社会課題となっています。 私達は、外国人の言語習得、障がいのある方、一般の方々のコミュニケーション能力向上を目的とした漫才作成講座を障害者就労支援施設、 日本語学校、企業、教育機関で実施、受講者が出場する漫才大会D-1グランプリ(Dはダイバーシティ多様性の意味)を地域で開催し、 大会で得た収益を出場者全員に還元することで、収入機会と雇用拡大に繋げる、お笑いと教育、就労支援という新しいサービスを提供します。 このサービスを活用し、外国人、障がい者の方、一般の方々が漫才を始めたことがきっかけで、地域で芸人として活躍されており、 出演料で収入が上がったとの効果があり、高い評価を受けています。
-受賞コメント-
この度は、ほの国やってみりん賞をいただき、ありがとうございます。任意団体チームフランポネのメンバーは全員、関東在住ですが、
愛知県では名古屋市、刈谷市、新城市、瀬戸市を中心に活動しております。新たなフィールドとして、豊橋市、
そして東三河地域にこの事業を広めていきます。東三河には「三河万歳」という伝統芸能があります。
この「万歳」が今の「漫才」のスタイルの原型になったと言われています。豊橋市民の皆様が、漫才に挑戦することで、
伝統芸能の文化継承に繋がり、さらには就労支援として、収入、やりがいを得るきっかけになります。外国人の中には日本人と接す
る機会の少ない方や、障がいのある方の中には、結婚、就職などの人生のライフイベントを経験することができない方がいます。
漫才に挑戦し、ステージに立つことで、誰もが活躍できる場を用意することができ、さらに、自分に自信を持てるようになります。
地域イベント出演などで芸人として活躍する人材の育成、もしくは、一般就労に繋げることができます。私達の活動は、地域に貢献し、
新たな雇用を生み出すだけではなく、国籍、性別、障がいの有無に関わらず、誰もが自分らしく働くことができる社会をお笑いの力で実現することです。
応援のほどよろしくお願いします。
-委員長コメント-
本プランは、障害のある方や外国人が参加する豊橋漫才大会 D-1グランプリの開催とそれに関連する就労支援や教育事業の提案となっている。
提案者らは、プロの芸人であり、お笑いを通じた社会課題の解決をテーマにソーシャルビジネスの実践を目指して活動している。
既に、「漫才作成講座」や「漫才で覚える日本語」などの講座を教育機関、障害者就労支援施設、日本語学校、企業研修で実施されている。
そして、漫才大会は、参加される障がい者や外国人の方々の出演料として還元されるとともに、企業や行政、市民を招くことにより、
マイノリティとされる人たちの印象を変えることで就労支援や相互理解・交流を深める場として機能することを狙いとし、
他の地域での実績もある。在留外国人が多い当地域での漫才大会開催は、更なる事業展開を期待させる。
漫才とは、会話で笑いを生み出すものであり、そこには必ず相手を理解しようとする気持ちが必要である。
本プランが、笑いにあふれ、人を思いやる街づくりに貢献してくれることを期待し、ほの国やってみりん賞とする。
リハランド 増山 大祐さん 中島さん 笠野さん 中村さん 渡井さん(有限会社水車)
「リハランド」は、高齢者の健康寿命を延ばし、地域のつながりを深めることを目的としたプロジェクトです。 体操教室を通じて正しい運動習慣等を広めるだけでなく、参加者が地域の健康リーダーとして活動できる仕組みを構築。 講師資格認定や継続教育制度を取り入れ、活動の持続性を高めながら地域全体で健康支援を循環させます。 介護予防の課題に対し、住民一人ひとりが主体的に取り組むことで、健康で活力ある地域づくりに貢献したいと思います。
-受賞コメント-
この度は名誉ある賞を賜り、誠にありがとうございます。
「リハランド」は、地域の皆さまの声から生まれた、高齢者の健康寿命延伸と社会参加を目指すプロジェクトです。
この受賞を機に、介護予防が当たり前となる地域づくりをさらに進めるとともに、専門職が活躍できる環境を広げ、
多くの方々と力を合わせながら、地域全体で健康を支え合う仕組みを築いていきたいと考えています。
これまで応援してくださった皆さまに心より感謝申し上げるとともに、
今後とも温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
-委員長コメント-
本プランは、高齢化が進むなか注目される介護予防と介護における医療専門職の新たな活動の場を広げることを目的としている。
提案される「リハランド」の活動内容は、単に筋力低下を予防するための運動指導だけでなく、
フレイルの悪循環を防ぐことを念頭に高齢者同士の交流を促し、地域の連帯感を図れるようなプログラムが用意されている。
これらは実際の現場で得られた経験等をもとに練られており、具体的かつ実践的な内容と評価される。
また、参加者がコーチとして活躍できる資格制度は、参加者にとって新たな学びやモチベーションアップにつながると共に、
指導される専門職の方々にとっても新しい活動の場となることが期待される。
提案者が言うように、行政・民間の救いが手薄になっている部分であるからこそ、行政や民間、地域との協力体制が必要だと思われる。
この地域高齢者の健康寿命を延ばす取り組みが広がり、地域コミュニティの活性化に繋がることを期待し、今年度のほの国やってみりん賞とする。
藤井 聡史さん(RainTech株式会社)
デジパトは製造業の生産現場で行われている改善業務である現場巡回をDXするサービスです。 現在の現場巡回は、社員の気づきを紙帳票に記入、事務局が紙帳票を集めてエクセルへ転記、パワーポイントで会議資料にするという非効率な定期作業です。 デジパトを使えば巡回結果が即時データベース化され、転記作業は不要になり、会議資料まで生成するため、スマートな現場管理が可能になります。 更に各社の巡回データを蓄積し、過去事例や改善方法を企業間でセキュアに、かつAIによって最適化された情報共有プラットフォームにより世界のモノづくり力を最大化するサービスです。
-受賞コメント-
特別賞を受賞できことを大変嬉しく思うと同時に、最優秀賞を獲れなかった悔しさも合わせて感じています。
デジパトが実現する製造現場DXは、グローバルに伸び代があると思って挑戦していますので、悔しさもバネにして爆速で大きく成長していきます。
これからの「デジパト」を応援よろしくお願いいたします。
-委員長コメント-
本プランは、製造業の現場で行われている現場巡回という改善プロセスをDX化するサービス「デジパト」の企画提案となっている。
生産技術者としてこの業務に取り組んでこられた提案者は、アナログで煩雑な改善プロセスをDX化する中で、入力作業の効率化はもとより、
データベースや会議資料となるデータの自動生成機能を実装するアプリケーション「デジパト」を開発し、現場改善活動の高速化を目指している。
既に段階的な実証に着手しており、作業時間の大幅な削減も見られている。また、工場のマップ上で課題や改善の状況を見える化する機能など、
改善業務に熟知した仕様に対するユーザーの評価も高く、期待の持てる事業と思われる。今後の展開として、
「デジパト」を通じて蓄積された知見を共有化し、様々な現場における改善活動に活用できるサービスの提供に取り組まれている点も高く評価される。
本プランが、改善活動において適切な情報収集と有効な解決策を見だす有効なツールとなることに期待し、今年度の特別賞とする。
Vegeel project 坂野 りおなさん 岩瀬 綾花さん 山田 千瀬さん
中村 翔大さん(中京大学経営学部 齋藤ゼミナール)
Vegeel projectとは、愛知県で多数存在する保護犬団体に注目し、団体の食費負担軽減とともに、フードロス削減、就労継続支援B型事業所の仕事不足問題改善といった複数の社会問題解決を目指すプランです。 このすべての要素を兼ね備えた商品として『レスキュークッキー』を開発しました。 材料には、三河地域で特に多く廃棄されている「規格外野菜」、「うなぎの頭」、「おから」を使用し、フードロス削減を目指します。 またお菓子の製造は三河地域で多数存在する「就労継続支援B型事業所」へ委託し、私たちが実際に、販売活動を通して認知度向上に努めることで、仕事不足問題の改善に取り組みます。 レスキュークッキーを安価で販売、また利益の一部を保護犬団体へ寄付することで犬の食費負担軽減を目指し、 私たちが住み慣れた町、東三河をより良くするのとともに、犬にとってのあたりまえの幸せを実現させることができる点が本プランの魅力となっています。
-受賞コメント-
「最優秀賞」に選出していただきありがとうございます。
私たちは約1年間、ヒアリング調査をはじめ、事業実施に向けて様々な活動を行ってきました。
ご協力いただいた全ての方に感謝を申し上げます。
Vegeel projectの可能性をさらに拡大し、犬にとってのあたりまえの幸せ実現に貢献するため、今後も活動に励んでいきたいです。
-アイデア部門審査員長コメント-
レスキュークッキー「Vegeel」の製造販売を通じ、フードロスやペットの保護、障がい者就労など、東三河の様々な社会問題を同時に解決しようというものである。
なんと欲張りなプランかと思われるかも知れないが、調査に基づく完成度の高さとともに、具体戦略に富む中期計画を備えた秀逸な内容に仕上がっている。
今後の事業進捗とそれに伴う社会貢献への期待は絶大であることから、本年度の最優秀賞とする。
小田 祐路さん(愛知大学 経営学部 経営学科)
EduShiftは、教員不足と長時間労働の問題を解決するために、教職学生と学校をマッチングする求人サイトです。 現在、多くの教員が免許不要の業務(細務)をこなし、業務過多に陥っています。 EduShiftは、これらの細務を教職志望の学生にシフトしていくことで、教員の負担を軽減し、教育の質を向上させることを目指します。 学生は学校で長期有給インターンのように働くことででき、現場を学びながら収入を得ることができます。 この経験が教員志望の学生にとってキャリア形成の一助となり、将来的にはよりスムーズに教育現場へと移行できる仕組みを構築します。 マネタイズモデルは、私立学校からの人材紹介料を収益源とし、全国約2100校の私立学校をターゲットに展開します。 また、アフターフォローやコミュニティ形成を強化し、学生と学校双方にとって最適な環境を提供します。 EduShiftは、「教員が輝く世界を創造する」というミッションのもと、教育の持続可能な発展に貢献していきます。
-受賞コメント-
優秀賞をいただくことができてとても光栄です。それと同時に身が引き締まる思いもあります。
アイデア部門で優秀賞をいただいたからにはそれに恥じないような結果をこれからも出していきたいと思います。
ありがとうございました。
-アイデア部門審査員長コメント-
教員の多忙や子どもの学力低下が言われる中、教職を目指す学生と支援を求める学校をマッチングし、これらの課題を改善しようとするプランである。
貴重な経験を積むチャンスが欲しい学生側、教職学生を活用して業務軽減したい学校側、それぞれのニーズを実に的確に捉えており、その事業性は高い。
教育への情熱に基づく社会性に優れたプランであり、本年度の優秀賞とする。
CARINHO 赤松 舞海さん 奥田 紗愛さん
中島 万結さん 村田 樹莉亜さん
村田 若菜さん 山口 倖依さん 德永 樹人さん(桜丘高等学校)
私達が住む豊橋には、多くのブラジル国籍の方が暮らしています。 しかし、そんなブラジルの方々は、日本人との距離や、暮らしにくさを感じています。 私達は、「同じ地域で生活しているのに、別々のように感じる生活はもったいない。」と思い、お互いに歩み寄る、多文化共生の街を実現したいと考えました。 2022年、当時高校2年生の先輩方が、この「豊橋ムケッカ」の活動を始めました。 1、2期生の先輩方は食を通じた対話で、豊橋に住む双方に繋がりができると考え、ブラジル料理ムケッカと豊橋のうずら卵と大葉を使い、「豊橋ムケッカ」という料理を生み出しました。 3期生である私達は先輩方の思いを継ぎ、新しい「豊橋ムケッカのパウチ化」という方法で幅広い世代に思いを届け、豊橋ムケッカを根付かせることを目標とし、活動しています。
-受賞コメント-
この度、このような賞を受賞でき、とてもうれしく思っています。
私達は先輩達からこの「豊橋ムケッカ」の活動と思いを受け継ぎ、私達なりの方法で活動を広めていきました。
新しいことに挑戦するうえで不安なこともありましたが、この賞を頂いたことを励みに、これからもブラジルの方に豊橋市を第二の故郷だと感じてもらえる、多文化共生の街を目指し、活動を続けていきます。
今後とも私達「豊橋ムケッカ」をよろしくお願いします。
-アイデア部門審査員長コメント-
日本では一般になじみのないブラジル料理「ムケッカ」をベースに新商品を開発し、地域展開していくことで多文化共生のまちづくりに貢献するプランである。
地元食材を使った豊橋ならではのアレンジや地域企業の協力の下でパウチ化などを行い、商品の独自性や価値を高める一方、販路開拓も進めている。
多くの外国籍市民が暮らす東三河で望まれるプランであることから、本年度の「ほの国やってみりん賞」とする。
ばなちーむ 近藤 壮真さん 西山 弥玖さん
今井 うららさん
奥山 託未さん
武 裕美さん 谷澤 芹菜さん(南山大学 川北ゼミ)
私たちは、渥美半島での調査を通じて、観光客の年齢層が高く、若者層への認知度が低いことが課題であると感じました。 そこで、『伊良湖プリン KOHAKU』を考案しました。この商品でこだわったカラメルバナナソースには、伊良湖温泉水で育てられた国産無農薬バナナ「ばななのよろこび」を使用しています。 また、プリンの主な材料には、渥美産の新鮮で安心・安全な食材を取り入れています。 試作を何度も繰り返し、プロのパティシエにも協力していただきました。今後はイベントへの出店を計画しています。 伊良湖温泉や美しい海、元気な太陽の下で育った動植物など、自然豊かな渥美半島の魅力を、世代を問わず多くの人に知ってもらいたいという思いから、 温泉地の名物として若者に大人気のご当地プリンを通じて、興味を持つきっかけを作りたいと考えています。
-受賞コメント-
「ほの国やってみりん賞」というすばらしい賞をいただけたこと、とても嬉しく思います。
このような賞を受賞できたのは今まで支えてくださった、青山さんをはじめ、
このプロジェクトに関わってくださった皆さまのおかげです。ありがとうございました。
現在の商品に至るまで様々な困難に直面しましたが、粘り強く取り組んだ結果だと考えています。
今後はこの商品で渥美を盛り上げていきますので、応援よろしくお願いします!
-アイデア部門審査員長コメント-
自然豊かな渥美産の食材が生み出す新たな特産品を通して、主に若者向けに地域の魅力を発信し、地域の賑わいづくりを目指すプランである。
バナナと温泉と若者、これらのワードから「温泉プリン」を考え出した発想力や商品名・意匠のセンスを高く評価する。
定住・移住、関係・交流人口の今後の拡大に向けて東三河で推進してもらいたいプランであり、本年度の「ほの国やってみりん賞」とする。
どFEM 山本 真耶さん 小田 咲子さん 藤田 真奈さん
「あなたの奥さん、何らかの健康課題を抱えていますよ」そんな言葉にドキッとする方もいるでしょう。 女性の2人に1人が慢性的な健康課題を抱え、それによる経済損失は約3.4兆円と推計されています。 この課題を解決するため、多くのフェムテック製品が登場していますが、認知度の低さやデリケートな悩みを話せる場の不足、実際に触れる機会の少なさが障壁となっています。 そこで、対話型で悩みを解決に導くコンシェルジュアプリを提案しました。 ヒアリングや体験会を通じて、ローカルでのフェムテック普及に貢献し、日本の女性が健康で前向きに過ごせる社会を目指していきます。
-受賞コメント-
この度、特別賞を受賞できましたことを、大変嬉しく思っております。
子育てやフルタイムの仕事、そして受験生の母親としての役割を担いながらも、40代で新たな挑戦に踏み出し、想いを形にできたことは、私たちにとって大きな励みとなりました。
この挑戦を支え、応援してくださった多くの方々に、心より感謝申し上げます。
この経験を糧に、さらに挑戦を続けてまいります。本当にありがとうございました。
-アイデア部門審査員長コメント-
女性の健康について専門知識を持った3名の女性が、「悩み寄り添い型アプリ」を開発しサービス提供することにより、女性特有の健康課題の解決を通じジェンダー平等への貢献を目指すものである。
実務経験に基づく確かな視点とともに、事業化への計画性に優れたプランであり、引き続きこれらを大切に進めて欲しいと思う。
フェムテック市場は今後も成長が見込まれており、社会貢献への大きな期待を持って本年度の特別賞とする。
農縁ひろば 新庄 右典さん
本プランは雨傘とドローンを組み合わせた、手で持たなくても頭上を付いてきてくれる傘の開発、およびそれを用いたサービスの事業化に向けたアイデアです。 傘をさすことで両手が塞がり支障をきたした経験や、両手が塞がっていて傘をさせず雨に濡れてしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。 例えば東三河では車で買い物に行くことが多いと思います。スーパーなどの駐車場でこのハンズフリー傘を利用すれば、買い物袋などで両手が塞がっていても雨に濡れずに車に乗り込めます。 本プランは、両手が塞がるシーンにおける雨の日の不自由さ・傘の煩わしさを解決したいという想いから考案したアイデアです。
-受賞コメント-
たくさんの素晴らしいアイデアのなかで「キラリ賞」を受賞することができ大変光栄で嬉しく思います。
インタビューを引き受けていただいた方々や、ビジネスプランへのアドバイスをしてくださった方々に感謝しております。
本プランのアイデアは5年ほど前に構想し、ドローン構造の理解から始めました。これまで特に苦労したのは、自動飛行させるためのプログラム作成です。
少しでも興味を持たれた方はお気軽にご連絡(事務局様へお問い合わせ)ください!是非とも一緒に実現させましょう!
-アイデア部門審査員長コメント-
ドローン機能をオンした新たな傘「ハンズフリー傘」の開発により、雨降りの中でも両手を解放し、
自由になった両手で生活全般の質の向上を目指そうというアイデア部門らしい夢のある作品である。
時間がかかっても課題を一つずつ乗り越え、近い将来の実現を強く期待したいプランである。
発想の新鮮さやオリジナリティを高く評価し、本年度のキラリ賞とする。
家政系畜産女子 鈴木 陽花さん 鈴木 紗耶さん 鈴木 瑠菜さん
玉越 彩音さん 中川 葉月さん(渥美農業高校)
学校で飼育する卵用名古屋コーチンを活用することを目指したプランです。 愛知の特産鶏である名古屋コーチンの廃鶏肉を食べたところ、特有の旨味はあるものの、食感が硬く、食用には適さないことからペットフードとしての活用に挑戦しました。 出張授業での学びや、生活科学科の生徒として日頃から学ぶ調理の技術、そしてアンケートによる改善など、これまでやってきた様々なことの集大成となるプラン発表になりました。 また、「老犬でも食べられるように」や、「人とペットが一緒に食べられるように」など、私たちなりの発想を形にすることができました。 ビジネスとしてはまだアイデア段階であり、改善すべき点もまだ多いですが、食用と思われがちな畜産物の活用法をひとつ広めるきっかけにもできたと考えています。
-受賞コメント-
同じ授業を受講する19名で1年間取組んだ内容に良い評価をいただくことができて本当に嬉しいです。
実際に、思いついたことを実行してみることの大変さや面白さを私たち自信も学ぶことができました。
もう卒業を迎えることになりますが、この経験はこの先の何かにきっと生かせると思います。
また、後輩たちにも同じように様々な挑戦をしていってもらいたいです。
-アイデア部門審査員長コメント-
通常は廃鶏として処分をする、卵を産まなくなった採卵用の名古屋コーチンを食肉用に切り替え、愛知県を代表する特産品に生き返らせようとする意欲的なプランである。
ペットフードへの活用に可能性を見出し、試行錯誤しながら、高齢や病気の犬猫向けに改良努力を重ねている。
商品の完成に期待するとともに、創造性と行動力に非凡さがきらりと光るプランであることから、本年度のキラリ賞とする。