食農産業クラスター計画 |
「食と農」で産業の価値創造
1.基本方針
「食」と「農」をテーマに異業種が連携し、東三河地域の新たな価値を創造します。
「食」と「農」をテーマに
東三河らしい「地域の特色」をアピールします。
消費者への信頼性を確保(安全・安心・環境への配慮)
します。
消費者らが求める様々な付加価値の創造を進めます。
取組みテーマ
推進計画の中で取り組むテーマは以下の5つです。
- 発信
東三河産の農畜産物のよさ、おいしさを、市内・全国の人にPRします。
食農産業クラスターのモデルを全国に発信します。
- 健康
健康の維持、増進に効果がある東三河産の農畜産物、加工品を作ります。
- 環境
地域の自然環境と調和した農畜産物作りを進めます。
地域農業と地域住民の食卓が結ばれる環境を作ります。
- 農業
全国の食卓に東三河の農業が彷彿できる食材を広げます。
消費者への信頼性確保につながる技術を農業へ導入します。
- 価値づくり
消費者が求める価値をもった農畜産物、加工品を作ります。
農業、食品産業等の価値を高める技術開発を進めます。
一次、二次を有機的に結びつけることで農畜産物、加工品の価値を高めます。


事業概要
東三河地域は平成17年度に国が策定した「食料・農業・基本計画」にある 食料産業クラスター形成の基礎的な条件(農業、食品産業等の異業種の集積地であること、 クラスター形成につながる活動がさかんであること等)が整っている地域であるため、 食料産業クラスターの形成を推進することは、 農業をはじめとする産業の発展に有効な手段であると考えました。 そこで豊橋市では、農業・食品産業関係者等の意見を聴取のうえ、 「食農産業クラスター」を産業振興プランの農商工連携プログラムに位置付け、 地域の特性を活かした新商品開発、新技術開発等の新事業の創造を目指し、 官民一体となり取組むこととなりました。 この「食農産業クラスター」を推進するため農業団体、食品加工企業、農 業関連企業、支援・研究機関、大学等が一堂に会する「食農産業クラスター推 進協議会」を平成19年6月19日に設立いたしました。 主な事業として以下のことを実施しています。
- 講演会、セミナー、交流会を通し、異業種の出会いの場を設定します。
- 企業等の需要と供給をリサーチし、「食」と「農」をテーマとした異業種連携をコーディネートします。
- 農業をはじめとする地域産業の競争力を強化するため、地域の統一的価値観「地域ブランド」の育成を図ります。



食農産業クラスターの形成に向けた3つの視点
- 商品づくり
商品作りでは、「活用する農畜産物の種類・品質(どんな農畜産物を活用するか。)」、 「商品のコンセプト(どんな商品にするか。)」などの視点に留意し、 新たな農畜産物の生産技術・加工技術の活用も検討のうえ、 必要に応じて技術を有する大学(豊橋技術科学大学等)や企業等との連携を図ります。 - 価値観づくり
価値観づくりでは、「どんな農畜産物の特徴を生かすのか。」、 「消費者への安全・安心の保障や表現をどのようにしていくか。」などの視点に留意し、 特徴を生かす加工技術、特徴・安全・安心を保障する制度等の活用を健闘し、 関連する企業・期間等との連携を図ります。 また、創造した付加価値を戦略的に高めていくため、 「ブランド化」に関連する制度・事業等の活用、連携を図ります。 - 流通・販売
流通・販売では、「流通市場の違い(業務用・一般消費者用等)」、 「利用者用途(子供向け・高齢者向け・女性向等)」、 「対象市場(地産地消・全国市場・世界市場等)」のターゲットの視点に留意し、 マーケティングリサーチ、販売チャンネル(産地直売施設・契約先・インターネット販売等)、 販売サポート(デザイン・広告宣伝等)の分野の企業等との連携を図ります。
2.戦略的農畜産物
生産量が全国でトップクラスの4品目を戦略的農畜産物として位置付け、 新事業の創造に向けたプロジェクトを進めます。
3.推進体制
基本イメージ


推進組織
食農産業クラスター推進協議会

農業団体、農業関連企業、
食品関連企業、大学、
支援・研究機関、行政機関
等を中心に構成

(産学官連携コーディネート機関)

設定
(2)連携のコーディネート
(3)地域ブランドの育成等
国、愛知県等
