平成25年度 バイオマスタウン構想実現に向けての取組み

豚ぷんたい肥の成分分析について

事業内容

1.内容

市内の養豚農家6戸が生産する豚ぷんたい肥の成分分析を行いました。

2.各農家の分析結果、評価等

農家1
窒素全量 2.7% 水分 41.1%
リン酸全量 5.2% EC 10.5mS/cm
カリ全量 2.8% pH 8.3
銅全量 150mg/kg 亜鉛全量 530mg/kg
C/N比 15.1 アンモニア態窒素 750mg/100g
硝酸態窒素 4.6mg/100g
講評 色は黒く良好です。 形状は小粒状のものが主体で、均一性は良好です。 少し水分が多いようで、柔らかめに感じます。 強いアンモニア臭が感じられます。 形状が均一であり、ほ場での効き方に偏りが生じにくく、散布しやすい堆肥です。 一般的な豚ぷん堆肥と比較して、窒素がやや少ないので効果が低くなると思われます。 また、ECが高いため、施肥量には注意が必要です。 また、臭気があるため、運搬や施用の際には近隣への配慮が必要です。
主に利用されている作物
キャベツ
たい肥化までの処理期間 2週間~半年(発酵ハウスにて撹拌後、たい肥舎にて堆積)

農家2
窒素全量 4.0% 水分 24.3%
リン酸全量 8.0% EC 6.7mS/cm
カリ全量 2.8% pH 8.6
銅全量 190mg/kg 亜鉛全量 1100mg/kg
C/N比 9.01 アンモニア態窒素 190mg/100g
硝酸態窒素 1.4mg/100g
講評 色は黒褐色ですが、モミガラが分解されずに多く残っています。 形状は大小のかたまりから粉状のものまで混在し、均一性は良好ではありません。 アンモニア臭はほとんど感じられません。 一般的な豚ぷん堆肥と比較して、窒素は一般的な豚ぷん堆肥と同等な効き方をします。EC等が高いため、施肥量には注意が必要です。 形状が均一でないため、ほ場での肥料の効き方に偏りが生じるかもしれません。 また、強風時には粉状のものが飛びやすくなるので、運搬や施用をしない等、近隣への配慮が必要です。
主に利用されている作物
露地野菜
キャベツ ネギ
たい肥化までの処理期間 約3カ月(たい肥舎にてショベルローダーで月2回切り返し)

農家3
窒素全量 4.1% 水分 37.5%
リン酸全量 8.4% EC 7.9mS/cm
カリ全量 2.9% pH 9.2
銅全量 250mg/kg 亜鉛全量 930mg/kg
C/N比 8.86 アンモニア態窒素 620mg/100g
硝酸態窒素 2.8mg/100g
講評 色は黒く良好です。 形状は粒状のものから粉状のものまで混在しますが、均一性は良好です。 アンモニア臭はほとんど感じられません。 一般的な豚ぷん堆肥と比較して、窒素は一般的な豚ぷん堆肥と同等な効き方をします。EC等が高いため、施肥量には注意が必要です。 形状が均一であり、臭いも少ないため、ほ場での効き方に偏りが生じにくく、散布しやすい堆肥です。
主に利用されている作物
キャベツ
たい肥化までの処理期間 20日以上(発酵ハウスにて撹拌後、乾燥ハウスにて自然乾燥)

農家4
窒素全量 3.7% 水分 21.5%
リン酸全量 11.3% EC 7.9mS/cm
カリ全量 3.7% pH 9.2
銅全量 430mg/kg 亜鉛全量 1100mg/kg
C/N比 8.61 アンモニア態窒素 82mg/100g
硝酸態窒素 7.9mg/100g
講評 色は黒色です。 形状は粒状が中心ですが、大きさにばらつきが有り、均一性は良好ではありません。 臭いは少ないです。 肥料的効果をみると、窒素は一般的な豚ぷん堆肥と同等な効き方をします。形状が均一でないため、ほ場での効き方に偏りが生じるかもしれません。 リン酸やEC等が高めのため、施用量を控える必要があります。 また、強風時には粉状のものが飛びやすくなるので、運搬や施用をしない等、近隣への配慮が必要です。
主に利用されている作物
キャベツ ブロッコリー
たい肥化までの処理期間 2か月半~3カ月半(発酵ハウスにて撹拌後、たい肥舎にて堆積)

農家5
窒素全量 4.4% 水分 31.7%
リン酸全量 6.1% EC 10.3mS/cm
カリ全量 3.3% pH 9.0
銅全量 240mg/kg 亜鉛全量 680mg/kg
C/N比 8.40 アンモニア態窒素 470mg/100g
硝酸態窒素 2.6mg/100g
講評 色は茶褐色です。 形状は粒状のものから粉状のものまで混在しますが、均一性は良好です。 少し水分が多いようで、柔らかめに感じます。 アンモニア臭がやや感じられます。 一般的な豚ぷん堆肥と比較して、EC等が高いため、施肥量には注意が必要です。 形状が均一であり、ほ場での効き方に偏りが生じにくく、散布しやすい堆肥です。 ただし、アンモニア臭が少し感じられますので、強風時には運搬や施用をしない等、近隣への配慮が必要です。
主に利用されている作物
キャベツ
たい肥化までの処理期間 2か月以上(撹拌発酵機にて撹拌後、たい肥舎にてショベルローダで週1回切り返し)

農家6
窒素全量 3.9% 水分 27.0%
リン酸全量 5.4% EC 5.6mS/cm
カリ全量 2.2% pH 8.7
銅全量 97mg/kg 亜鉛全量 410mg/kg
C/N比 10.3 アンモニア態窒素 270mg/100g
硝酸態窒素 3.1mg/100g
講評 色は黒く良好です。 形状は小粒状のものが主体で、均一性は良好です。 少し水分が多いようで、柔らかめに感じます。 強いアンモニア臭が感じられます。 形状が均一であり、ほ場での効き方に偏りが生じにくく、散布しやすい堆肥です。 一般的な豚ぷん堆肥と比較して、窒素がやや少ないので効果が低くなると思われます。 また、ECが高いため、施肥量には注意が必要です。 また、臭気があるため、 運搬や施用の際には近隣への配慮が必要です。
主に利用されている作物
キャベツ
たい肥化までの処理期間 2週間~半年(発酵ハウスにて撹拌後、たい肥舎にて堆積)

<参考>

<愛知県の豚ぷんたい肥の主な成分の平均値>

項目 豚ぷんたい肥
平均値
説明
肥料の三要素 窒素全量(N)
3.51%
葉や茎が生育するために必要です。
リン酸全量(P)
6.02%
花や実をつけるために必要です。
カリ全量(K)
2.75%
根が大きくなるために必要です。
pH 8.4 pH7.0未満だと酸性、pH7.0より大きいとアルカリ性を示します。
石灰 5.02% 根の発育促進と病害に対する抵抗性を強化します。
亜鉛 680mg/kg 新芽を作るのに役立ちます。
欠乏すると葉が小型化したりや変形したりします。
232mg/kg 葉緑素を生成します。作物体内の酸化還元に関与しています。欠乏すると葉の湾曲や黄色に変色することがあります。
C/N比
(炭素率)
11.5
低すぎるとたい肥化の途中でアンモニアガスが発生し、悪臭が強くなります。
水分
35.3%
水分が高いと長期保管する場合には品質の変化に注意が必要です。
EC
(電気伝導率)
4.4ms/cm
水溶性塩類の総量の目安です。高すぎると作物の生育阻害が起きることがあります。
アンモニア態窒素
380mg/100g
即効性の目安です。過剰だとガス害がとなったりします。
硝酸態窒素
60mg/100g
遅効性の目安です。

平成25年度 バイオマスタウン構想実現に向けての取組み

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