平成23年度、平成24年度 バイオマスタウン構想実現に向けての取組み

たい肥の高品質化に向けて ~鶏ふんたい肥編~

平成24年度 調査結果

(1)各農家の分析結果、評価等 

農家1(採卵鶏)

窒素全量 2.48% 水分 18.2%
リン酸全量 4.76% EC 8.4 mS/cm
カリ全量 3.36% pH 8.7
石灰全量 12.9% 亜鉛 440 mg/kg
C/N比 10    
講評 色は黒色で良好です。
形状は小粒状で、粒径もそろっていて均一性は非常に良好です。
アンモニア臭はほとんど感じられません。
一般的な鶏ふんたい肥と比較して、窒素の肥効がやや低いため、肥料のやり方に注意が必要です。
形状が均一であり、臭いも少ないため、ほ場での肥料の効き方に偏りがなく、散布しやすいたい肥です。
たい肥づくりの工夫 特に好気性発酵するよう心がけています。発酵菌を新しく毎日投入しています。
主に利用されている作物 キャベツ  ブロッコリー
たい肥化までの処理期間 56日間(発酵菌の利用、切り返し、ロータリー式撹拌発酵させ、フルイで粒をそろえて製品化しています。

農家2(ブロイラー)

窒素全量 3.06% 水分 28.7%
リン酸全量 3.99% EC 8.5mS/cm
カリ全量 3.03% pH 8.5
石灰全量 5.22% 亜鉛 280 mg/kg
C/N比 8.7    
講評 色は黒褐色で良好です。
形状は粉状で、小さなかたまりがわずかに見られる程度で均一性も良好です。
アンモニア臭はほとんど感じられません。
窒素は一般的な鶏ふんたい肥と同等な効き方をします。形状が均一であり、臭いも少ないため、ほ場での肥料の効き方に偏りがなく、散布しやすいたい肥です。
しかし、粉状であるため、強風時には、運搬や施用をしない等、近隣への配慮が必要です。
たい肥づくりの工夫 水分調整、好気性発酵、臭気低減を心掛けています。
主に利用されている作物 キャベツ  ブロッコリー  キュウリ
たい肥化までの処理期間 105日間~315日間(鶏舎内、たい肥舎で堆積発酵、発酵機にて撹拌発酵等で製品化しています。)

農家3(採卵鶏)

窒素全量 3.04% 水分 19.7%
リン酸全量 3.08% EC 7.5mS/cm
カリ全量 2.59% pH 7.1
石灰全量 12.2% 亜鉛 270mg/kg
C/N比 8.9    
講評 色は褐色~黒褐色です。
形状は大小のかたまりから粉状まで様々な大きさがあり、均一性は良好ではありません。
アンモニア臭がやや感じられます。
窒素は一般的な鶏ふんたい肥と同等の効き方をします。
形状は均一でないため、ほ場での肥料の効き方に偏りが生じるかもしれません。
この状態での臭気は少ないですが、施用後に水分を含むと急激に分解して、強い臭気を生じる可能性があるため、施用の際には近隣への配慮が必要です。
たい肥づくりの工夫 よく乾燥させてから出荷しています。
主に利用されている作物 キャベツ  みかん 
たい肥化までの処理期間 20日間程度(撹拌乾燥機で製品化しています。)

農家4(ブロイラー)

窒素全量 3.27% 水分 23.4%
リン酸全量 3.38% EC 8.8mS/cm
カリ全量 3.02% pH 6.9
石灰全量 2.91% 亜鉛 260mg/kg
C/N比 9.4    
講評 色は褐色です。
形状は粉状のものが主体ですが、大小様々なおおきさのかたまりも多く含まれ、均一性は良好ではありません。
強いアンモニア臭が感じられます。
窒素は一般的な鶏ふんたい肥と同等の効き方をします。
形状が均一でないため、ほ場での肥料の効き方に偏りが生じるかもしれません。
形状が粉状のものが主体で、羽根の混入も多く、さらに臭気が強いため、強風時には運搬や施用をしない等、近隣への配慮が必要です。
主に利用されている作物 柿  
たい肥化までの処理期間 5か月程度(鶏舎内およびたい肥舎で堆積後、出荷しています。)

農家5(ブロイラー)

窒素全量 3.53% 水分 21.0%
リン酸全量 1.83% EC 6.7mS/cm
カリ全量 2.19% pH 6.4
石灰全量 3.29% 亜鉛 310mg/kg
C/N比 9.7    
講評 色は褐色です。
形状は大小のかたまりから粉状まであり、均一性は良好ではありません。
臭気はアンモニア臭も少なく感じられます。
窒素は一般的な鶏ふんたい肥と同等の効き方をします。
現物ではほとんど臭気は感じられませんが、施用後に水分を含むと急激に分解し、強い臭気を生じる可能性があるため、施用の際には近隣への配慮が必要です。
主に利用されている作物 白菜 キャベツ  ブロッコリー
たい肥化までの処理期間 80日間程度(鶏舎内、たい肥舎で堆積後、出荷しています。)

(2)たい肥づくりの工夫

切り返しをし、空気を入れ換えることで、発酵を進め、臭気を低減するよう努めている農家が大半です。
また、利用者が使用しやすいよう、形状を均一にすることにも努めている農家もいます。

(3)利用作物

キャベツに多く利用されています。
また、柿、みかん等の果樹等にも利用されていることがわかります。

平成23年度、平成24年度 バイオマスタウン構想実現に向けての取組み

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