堆肥の高品質化

背景

ここ豊橋市では、従来では家畜排泄物由来の堆肥は、畜産農家自らが自己所有の糞尿処理施設で発酵処理し、近隣の耕種農家へ無償(あるい有償)で提供しており、一定の地域資源循環を形成している。

一方で、近年化学肥料や農薬の利用を一定割合まで削減することにより、環境へ配慮した生産・経営を目指す農業者(エコファーマー)が増加しており、堆肥利用への関心が高まっているものの、現状では成分、ハンドリング等の問題から安定的に利用されない傾向にある。 これは、畜産農家は畜産物を生産するのが第一の本分である故、堆肥の生産は二の次となりがちであり、自ずと品質に限界が出てくるためである。

今後、耕種農家が堆肥に対して化学肥料と同等の価値を見出し、積極的に利用できるような高い付加価値を有する高品質堆肥(ブランド化)の生産・市場ベースに乗った流通を目指していきたい。

事業化方針

事業化に向けたこれまでの取り組み

平成20年度東三河バイオマス研究会 鶉糞肥料化分科会見学会

平成20年6月3日、H郡K町の養鶉農家(A農場)、及び、豊橋市高塚町に立地する豊橋養鶉農業協同組合堆肥プラントにて、鶉糞処理の現状について見学会を行った。

所見

堆肥中の窒素濃度を高く保つためには、糞中の尿酸を固定する必要があると思われるが、分解酵素(主にウリカーゼ)により、尿素→アンモニアに変化して大気中に蒸散してしまう。 分解酵素自体、60℃以上で不活性化するため、できるだけ早い段階で発酵温度を上昇・保温する必要がある。 これは、悪臭防止の観点からも有効であると思われる。

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